甲府対水戸(小瀬運動公園陸上競技場)

0対2で完敗。
甲府新加入の2人の外国人選手の得点能力は未知数だったものの、前線からのチェイシングや裏を突くスピードなどはさすがと思わせた。
パスサッカーでは大先輩に当たる甲府、藤田を中心に豊富な運動量でポゼッションする。選手同志が長い距離を走りながらパスコースを作り、回していくため、水戸の選手はどうしてもボールが奪えない。ポストに当てるボールに対してつぶしに行くか、裏を狙ったボールを引っかけて奪うか、良い流れに繋がるようなボールの奪い方ができない。
最終ラインへのプレッシャーが厳しいせいか、大和田の調子が今一つ。最終ラインでのボール回しや、起点となるべきフィードが正確性を欠き、ピンチを招く。
それでも前半、リスタートから頭で甲府ゴールに押し込んだかという場面があったが、認められず。前半は0対1で折り返し。
後半、コーナーキックから和裕が林の前に入ってクリアしようとしたボールがそのまま越えて林の頭にヒットし、2点目を決められる。
木山監督も堀・赤星を下げて良和・ビジュを投入。良和の運動量と、ビジュの危機察知能力と身体能力で一時盛り返す。しかしそこでもなかなかシュートを打つことができず、パスを選択してしまう。
安間監督は警告をもらっていた両外国人選手を交代。万全のクローズに成功。
全体的な印象として、甲府はピッチを広く使っていたのに対し、水戸はとても窮屈に戦っていた。自陣側のライン際4〜5メートルくらいの場所でしか持たせて貰えなかった。
もっとハードワークを、もっと前を向いて、もっとシュートの意識を持って...。そんなとこでしょうか。まあ来週までにしっかり休んでホームではしっかりした試合にしよう。明日のサテライトはユースだけで良いよ。
ところで今日いきなり先発の小林だが、非常にスピードのある選手。これは武器になると思う。荒田との組み合わせが合っているかどうかは疑問に思わないでもないが、十分プロで戦う武器は持っていると思う。