水戸対熊本(笠松運動公園陸上競技場)

2対2で引き分け。
熊本はディフェンスラインを高くキープしてアグレッシブに攻めてくる。そのため、中盤でボールがカットできれば広大な裏のスペースを使って攻めることができるはずだが、前半はほとんどボランチの部分でボールが奪えず。最終ラインからのサイドを使った遅攻が中心になる。
それでも形が作れるのは今年の新加入選手の力か。堀・小澤の再度突破から攻撃のかたちを見せていた。その分こちらのサイドの裏も取られ、ピンチを招いていた。縦のボールに対しては、小柄な水戸のCBも十分強さを見せているが、クロスに対しては、マークが徹底されていなかった。
今後の課題としては、中盤でのチェックを徹底し、2列目でのボールダッシュショートカウンターという効率の良い攻撃を作っていく必要がある。赤星にはポゼッションしているときのボールキープと散らしは十分評価しているので、さらにパスカットやボール保持者へのプレスのレベルを上げて欲しい。
負けに近い引き分けとは言え、24本もシュートを打ったことで楽しめた。以前のサイドを破っても中に一人しか張っていない状況と比べると、十分興奮できる。後は荒田のシュートが枠に行くだけでなく落ち着いてキーパーを外せるようになれば。