水戸対岡山(笠松運動公園陸上競技場)

4対2で勝利。高崎ハットトリック。トップの動きは良かったが、最終ラインに課題。大和田が攻撃時の不要なファールで警告を受け、2試合出場停止で、札幌・横浜と最終ラインのメンバーには工夫が必要に。
序盤から岡山のハイプレスで落ち着いてボールを回すことができず、中盤の繋ぎを出足の良い岡山DFに奪われピンチを招く展開が続く。結局前半終了間際の失点も含め、2失点、1点を追う展開で前半を終える。
後半、早めに村松を投入。中盤でのボール回しをシンプルに、かつボール奪取力を上げる。菊岡を起点にドリブルやスルーパスでチャンスを作っていく。岡山DFは、ドリブルで攻め上がる水戸の中盤に対してはファールでしか止めることができず、結果警告を多く受け、終盤には一人少ない状況に追い込まれる。水戸は高崎のPKを含むハットトリックで作った点差を本間の再三の好守で守りきる。後半は岡山がやや攻め手を失った感もあり、カウンター以外では脅威を受けなかったが、手塚監督が前線で水戸DFに高さで大きなプレッシャーを与えていた三木を早く交替させてしまったのが響いたように思われ、数的不利の局面でセットプレーでも活路を見いだせなかった。
荒田も後半は再三惜しい場面を作り出したが、岡山GKの好守やシュートミスで得点を上げることができなかった。
夏休み最後の一戦で、イベントやサイン会(吉原宏太に水戸で最後の仕事となる土井)と社長以下スタッフも盛り上げていたが、天候の影響もあり、2千人をやや超える観客動員に止まったのは残念。しかし選手たちはしっかり結果を出した。
札幌戦に向けての課題は最終ラインの顔合わせをどうするか、前からプレスしてくる場合の対処など、中2日しかないが、しっかり準備をしてほしい。
今年のJ2は、どのチームもしっかり繋いで攻撃に人数を掛けてくる。第3クールに入って、どのチームも成熟してきており、簡単には勝たせて貰えそうにないが、それは上位チームも同様なので離されないように頑張るしかない。